この病気のエピソード
人間ドックで主膵管の拡張とアミラーゼの値に異常を指摘されて、再検査になりました。二週間の検査入院の後、確定診断はできないが、膵臓癌の可能性が非常に高いと言われて、膵頭十二指腸切除手術を受けました。手術後の病理検査で、膵臓癌確定。腫瘍は13ミリx13ミリx16ミリのサイズ、30数個取ったリンパ節に1つ転移があったと言われました
病歴・治療歴
2017年05月:膵頭部十二指腸切除手術
2018年01月:肝内結石(手術の後遺症)
2018年05月:術後一年のCT検査を受けました
2018年07月:定期診察 血液検査 と診察(10週おき)
2018年09月:CT検査異常なし
2019年01月:CT検査異常なし
2019年06月:CT検査異常なし 術後2年飲み続けたTS1を止めるか続けるか、思案中。
2019年11月:CT検査の結果異常なし。抗がん剤の使用をやめることになりました。
2020年03月:CT検査異常なし。
【関連のエピソード】
術後三週間からゲムシュタビンとts-1抗がん剤を二週間おきに、40週の予定でスタートしました。術後3ヶ月で職場復帰(高校教諭)したものの、半年で体重が20キロ減り、大変苦しい思いをしました。その間に胆管炎を何度も繰り返し、更に体調が悪化したので、3ヶ月病休を取り再度休職。その頃胆管炎の原因が手術の後遺症の肝内結石とわかり治療開始。ヘソの上10センチほどの場所から、直接肝臓にチューブを刺し、狭くなった胆管を拡張する手術を受けました。その後チューブをつけたまま、職場復帰。手術で中断していた抗がん剤治療も、術後1ヶ月で再開しました。この頃から体重も増加し始め、体力も回復し始めました。2度目の職場復帰には、慎重を期し、授業時間数の軽減等、配慮をしてもらいました。又、抗がん剤で体調が悪い時は、学校近くのホテルに泊まる(通勤距離が往復100キロを超えていたため)などしました。
年度が変わり、自宅近くの学校に転機。通勤の負担も軽減されました。
現在術後3年経過し、再発転移なしです。まだまだ安心はできませんが、落ち着いた生活を取り戻しつつあります。第1の目標であった仕事と治療の両立も、可能な状態です。
膵頭部十二指腸切除手術は、身体へのダメージが甚大でした。半年は下痢がひどくて、外出もままなりませんでした。そこに抗がん剤治療の副作用が重なって、体力低下、食欲減退、体重減少のトリプルパンチ。本当に辛い一年でした。術後後遺症で、肝内結石にもなりました。しかし、結石の治療が上手くいって以来、体重減少がストップ。三カ月で10キロ回復しました!また、その頃から、毎朝の散歩をスタート。貧血の症状が改善されて体力も随分戻ってきています。