「がんが、腹部、肺、そして首にまで転移しています。あなたは精巣がんの最終ステージです。」
医師からのその言葉に震えが止まりませんでした。
希望を失いかけた私が、一生懸命に行ったのはインターネット検索。同じ病気を経験し、その後、元気になった人たちの情報を探したのです。
しかし、
「がんを乗り越えて、無事に社会に戻った人たちの情報なんて、どこにも存在しないじゃないか…」
9年前の42歳のとき、突然 がんに倒れた私が痛切に感じたことでした。
家族のためにも生き延びなくてはならない。
切望したのは「がん経験者たちの情報」。それがあれば、治療への希望につながると思ったからです。
これが現在の「5years」の始まりでした。
私は、手術、抗がん剤治療、2度目の手術と、10ヵ月間に及ぶ入院治療後、奇跡的に命が助かりました。
そして、長期に及ぶリハビリを経て、6年後の2013年にサロマ湖100kmマラソンに復帰できました。
元気になった今、がん闘病当時に自分が欲しかった「がん経験者情報」の仕組みを作りたくて、昨年「5years」を立ち上げました。
5years(https://5years.org/)は、非営利社団法人が運営し、インターネットとテレビ電話施設を利用して行っている活動です。私たちは、全国のがん患者さんとそのご家族に2つのコアサービスを提供しています。
一つは『がんを経験したあと、無事に社会に戻った人たちの紹介』、もう一つは、『がん患者が、がん経験者たちから様々な体験情報を教えてもらえる仕組み』。
昨年3月にスタートしたところ、1年余りで1300人の登録者(がん患者、ご家族、がん経験者等)が参加されています。
私と同じ思いの患者さんが、今も大勢いることを知りました。
多くのがん患者さんとそのご家族の方から『こういうものが欲しかったのです』と喜ばれています。
『5years』では、法人企業スポンサー100社(年間、一口10万円)を募る長期的なプロジェクトもあわせて開始いたしました。
趣旨にご賛同いただける場合、5yearsサイト上で企業の「法人名・ロゴ」を「スポンサー一覧」ページにてご紹介させていただきます。
スポンサーになって下さる方、或いは、スポンサーにご興味がある方は是非 info@5years.org までご連絡ください。
代表 大久保 淳一がお伺いしてご説明させていただきます。