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日本最大級のがん患者支援団体 NPO法人5years理事長、MILLIONS LIFE、5years PLUSの編集人。 2007年、最終ステージの精巣がんを発病。生存率20%といわれる中、奇跡的に一命をとりとめ社会に復帰。自身の経験から当時欲しかった仕組みをつくりたいとして、2014年に退職し、2015年よりがん経験者・家族のためのコミュニティサイト5years.orgを運営
皆さま、こんにちは。
がん患者さんの社会復帰を支援する認定NPO法人「5years」理事長の大久保淳一です。
私は、今年6月に『サロマ湖100㎞ウルトラマラソン』に挑戦します。
コロナ禍で長く開催されていなかった大会ですが、4年ぶりに行われます。
【概要】
❏日付:2023年6月25日
❏場所:北海道
❏大会:13時間以内で100㎞を走る公認レース
(サロマ湖100kmウルトラマラソン公式サイト)
https://saromanblue.jp/outline/
私は、がん発病前にこの大会を4回完走していました。
しかし、2007年、精巣がん(最終ステージまで進行)が見つかり、連続出場は途絶えました。
(2007年8月、がん摘出手術後のICUにて)
がん闘病中の私は、がんが腹部、肺、そして首にまで転移し、抗がん剤が原因で間質性肺炎も併発したため厳しい状況でした。
※残念ながら、今も肺の3分の1は機能していません。
当時、5年生存率20%と言われたのを覚えています。
しかし、献身的なお医者さんたちの治療と家族のサポート、そして多くの人たちからの支えにより奇跡的に一命を取り留めました。
ただし、10ヵ月に及ぶ入院の直後は、横断歩道を青信号のうちに渡れないほど身体が衰弱しました。
その後、長期のリハビリを経て徐々に日常生活に戻り、6年後(2013年)にサロマ湖100㎞ウルトラマラソンに復帰できました。
2018年は、サロマンブルー(サロマ湖100kmウルトラマラソンを生涯10回完走したランナーに与えられる称号)にまでなれました。
(2018年サロマ湖100kmゴール地点にて)
2020年コロナ禍の緊急事態宣言以降、この大会は3年間中止となりました。
その間、私は抗がん剤の合併症・間質性肺炎の後期後遺症により肺活量が著しく落ちました(実年齢+8歳の肺にまで落ちました)。
更に怪我・故障(気胸により肺が破け、ハムストリングスの肉離れ、右中殿筋の筋肉損傷)、そして加齢もあり、体力低下と走る力(チカラ)が衰えました。
左:抗がん剤による間質性肺炎の後期後遺症。気胸(肺に穴)により空洞が生じた。
右:右中殿筋の筋肉損傷(白色)により、歩行困難になった。
そんな私ですが59歳になる今年、サロマ湖100㎞ウルトラマラソンに4年ぶりに挑戦します。
個人的な挑戦ですが、結果的に、世の中のがん患者さん達を勇気づける一助になれば嬉しいです。
一方、私が2015年から始めたがん患者さん支援活動「5years」は、
現在ご登録者数が20,000名を超える日本最大級の活動になっています。
昨年は、東京でイベントを2度開催し、再び活動の幅を広げています。
(イベントの様子)
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