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deji

治療終了のメンバー

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治療終了のメンバー

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【運営】非営利NPO法人5years
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【生まれた年】1952年

【都道府県】広島県

【職業】無職

【自己紹介】

今から思えば、入院年の7月頃には食事時に詰まる症状があったが、現実の忙しさに甘えて受診を延び延びにしていた。診断後は長期療養が予想されたためこれを頃合いにリタイヤした。

【ご登録時の状況】

術後約1年を経過、現在経過観察中。
食事時の飲み込みにくさは相変わらずであるが、幸い逆流や食後のダンピングはほとんどなく、咀嚼と嚥下に十分注意すればほぼ何でも食する事ができるようになった。

【現在】登録時からほぼ4年が経過し、何とか術後5年を超えることができました。【病歴・治療歴】を改めて見直してみました。(2024.12.31)

【思うこと、考えること】

3ヶ月間の絶食や手術を通してかつてない心身の苦痛を体験したが、漸く自分や家庭を振り返る貴重な機会ができたようにも思われる。

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食道がん


患者さんとの関係

本人


病歴・治療歴

長期間更新をしておりませんでしたが、皆様の記述は常時拝見しておりました。総括的な記述ではありますが、この度5年経過を機に改めて振り返ってみました。手術は2019年4月ですので何分古い情報とはなりますが、僅かでもお役に立てることがありましたら幸いです。

①入院 化学放射線療法(2018年11月下旬〜2019年2月上旬) 食道がんによる通過障害のため地域がん診療連携拠点病院に入院(2018年11月)ステージⅣa(T4bN2M0)と診断される。脱水症状と栄養不良が顕著なため先ずはその回復を図る。脱水等の影響か、入院時の状況(上部消化管内視鏡、気管支内視鏡、CT等の各種検査や病室への入室時)は今でも断片的に記憶から抜けている。CF療法(5-FU+シスプラチン療法):2クール 、放射線治療:当初20回(後に30回)の標準的な化学放射線療法を実施。患部の縮小、他臓器(主に左主気管支)との密着状況、浸潤状況の改善を注視することとなった。癌による通過障害が顕著なため当面口からの飲食はなし。また、唾液が飲み込めず絶えず口から溢れてくる状況なのでトイレットペーパーを入れた紙コップの携帯が必須だった。放射線療法時のわずか15分間の照射時間中、口内に溜まる唾液を我慢するのが苦痛であった。高カロリー輸液で栄養管理のためCVポート(中心静脈カテーテル)を設置した。食事の見込みがたてば放射線療法は通院可能であったが、経口による飲食の見込みが立たず入院継続。主治医の気遣いもあってか、初めての一時帰宅の許可(正月明け1泊2日、約2ヶ月ぶりの帰宅)あり。とはいえ飲食は相変わらず禁止で実質的に帰宅して寝るだけであったが、良い気分転換にはなった。入院後まもなく主治医から臨床試験(JCOG)参加の照会があり詳しい説明があった。自分なりに精一杯調べ質問もして理解に努めたが、結論に至らず見合わせることとした。患者にとって慌ただしい状況下での冷静な判断は難しい。CF療法2クール終了後経過確認したところ、効果は出ているが患部の密着状況を確実に剥がせる確信は現時点ではなく、さらに放射線療法を13回追加(計60Gy)することとなった。放射線による食道炎によって喉奥に常に焼けるような痛みが続いたのは苦痛であった。逆に抗がん剤による副作用は思った以上に軽い印象で、むしろ逆に効果が見込めないのではと心配であった。一時期痰に血の塊が相当量混じる時があって他臓器との癒着の剥がれや穿孔を心配する。退院後自宅で高カロリー輸液による栄養管理ができるようにリザーバーポート埋め込み手術を実施、併せて自分で輸液交換ができるよう看護師より退院前に実施指導を受ける。また、上部消化管造影検査によって延び延びになっていた飲食許可がやっと出て、約2ヶ月半ぶりに少しずつとはいえ食事にありつけることができ、一時退院の見通しが立つことになった。

②一時退院 手術までの自宅療養時のフォロー態勢(2019年2月〜4月の手術入院まで) 担当の病棟医療相談員により一時退院時の自宅療養フォロー態勢を設定して頂く。かかりつけ医、訪問看護(何れも週1回)、居宅介護支援事業所、介護レンタル(介護ベッド、点滴スタンド)などを当方の意向を確認しながら適切に設定して頂く。退院前にはカンファレンスが開かれ、お陰で退院当日からスムーズな支援が頂けた。

③一時入院(2月中〜下旬)及び再退院 CVポートからの感染による発熱と血栓が疑われたため入院し、CVポート抜去手術を受けた(10日間入院)。退院後の経過観察の結果、化学放射線療法によって左主気管支への浸潤が消失した可能性があることから、手術による患部切除を実施することに決定。

④手術入院(2019年3月下旬〜5月上旬) 手術法(左開胸食道亜全摘術、3領域リンパ節郭清、胸骨後経路細径胃管再建、腸瘻造設)、約8時間。手術時に治癒切除不能因子(胸膜播種、明らかな周囲臓器への浸潤)を認めた際には、病巣の切除は行わず、バイパス術を行う可能性ありとのこと。手術は予定通り終了し、主治医によれば、患部と大動脈、気管支とは剥離ができ、患部を切除した。手術中の検査(術中迅速病理検査)では剥離部分に癌細胞は認められなかった。術後の病理検査の結果、気管支側への癌細胞の浸潤は認められなかった。また、切除部には癌細胞が少し残存(ほとんどは抗がん剤と放射線で縮小効果あり)していた。結果的に手術は実施して良かったと判断できる、とのことであった。術後約1週間で縫合不全(頸部食道と再建胃管との吻合部)が認められ、結果的に飲食許可及び入院期間が約3週間延長となった。

⑤退院、療養(2019年5月中旬〜) 退院後は度々の食事時の通過障害があり、3ヶ月経過時に吻合部狭窄が認められ、内視鏡バルーンによる拡張術を実施(当初ほぼ週一にて7回集中実施、以降は状況に応じて単発実施、計12回)。術後2年経過以降はバルーン拡張術は実施していない。相変わらず喉の違和感はあるものの、以前は喉に固いものがあって飲み込むと何かが通過を邪魔しているような感覚があったが、その後気がついたら柔らかくかなり弾力性に富んできた感覚に変わってきていた。時間はかかったが私の場合は時間が解決してくれたように思う。飲食の逆流は退院後しばらくは週1、2回の頻度で生じた。逆流が咳や吐き気を誘発し軽い誤嚥性肺炎を起こして微熱が出たりした。現在では月に1回あるかという状況である。私の場合多くの方が苦しまれているダンピング症状はほとんど見られなかった。主治医によればダンピング症状の軽重は幽門の活動が関係しているのではという。ダンピング症状には悩むことはなかったため、食事内容にほぼ制限はなく、家族と同様のものを咀嚼、嚥下に注意すれば食することができたのは有り難かった。腸瘻は術後7ヶ月にてようやく抜去でき、以後湯船による入浴が可能となった。それに伴いかかりつけ医と相談して、かかりつけ医による医療チェックと訪問看護を隔週に減らすこととした。この頃(術後8ヶ月頃)ようやく手術跡など身体各所の微妙な痛みや違和感などの自覚症状が無くなり、日常の行動が楽になったことに気がついた。しかし体力面では、階段の登りや急ぎ足の時に息が切れる(胸水貯留の影響あり)などまだ劣る部分がある。放射線療法による後遺症として退院前から左胸に胸水貯留が認められ経過観察していたが、若干の運動障害も認められるので術後1年頃に胸水穿刺を実施した。しかし、次回経過観察時には胸水が復活していた。日常生活時の支障(買い物、家事、散歩など)は特にないため観察継続となった。術後2年経過時の頃、咳や痰の症状が顕著になり息苦しさも長引くことについて、来るものが来たかと心配になり、かかりつけ医と相談し専門医の診断を仰いだところ、気管支喘息が発覚。以後経過観察時のCT検査はアナフィラキシーショックを避けるため造影CTから単純CTに変更となった。

その後も逆流や胸水貯留などの後遺症は継続してはいますが、おかげさまで術後5年を経過することができ、現在は主治医による半年ごとの経過観察、かかりつけ医による隔週の医療チェックを継続しています。


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