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大切な家族が思わぬ大病を患うことになりました。
しっかりと前を向いて支えて行こうと思っています。
家内は病院嫌い、検査嫌いで長らく健康診断を受診していないなかでの罹患となりました。
【告知までの道程】
1)20年8月に初めて不正出血を確認、1日のみで出血量も対した事が無かったので気にも止めなかった。
2)その後、年末までは同様の出血はあったものの排卵日直後のタイミングである事から、受診をしなかった。
3)21年2月頃より足の付け根が引きつられるような違和感があり、これまで同様の不正出血があった。
→子宮筋腫が有るのが判っていたので念の為程度の気持ちで受診を決める。
4)2月28日 かかりつけの婦人科受診
→内診のみ(見た目)で悪性腫瘍と判断、直ぐ拠点病院での精密検査を進められる。
「かなり進行しています、ここでは検査すら出来ない」の発言で大きなショックを受ける。
5)紹介先の拠点病院の予約は最短1週間でとれた。
→CT、細胞診、組織診まではスムーズに進むがMRIの予約が3週間後となった。
6)確定診断、病期が判らない状況での3週間、不安な毎日を過ごす。
7)診断結果を待つ間、家内は軽度の鬱、私も睡眠障害となり、緩和ケア、心療内科を受診する。
8)告知の場にも緩和ケアチ−厶に同席して貰った。
→以後、検査結果や本人への伝え方について、私が予めDrと相談することになった。
(場合によっては緩和Tに同席)
→3月19日 ステ−ジ2bの診断
腫瘍の大きさは6cm強
9)CTで肺に微小な影が見つかる
呼吸器外科受診
→生検、治療はせずに経過観察の判断
【治療法の選択】
□2b期の治療法(標準治療)は広汎子宮全摘出術とCCRTの2択
但し、全摘手術後にも抗癌剤治療が必要との診断。
□主治医からの提案
近年、2b期でCCRTを選択される事が増えており、且つ治療成績が手術と差がないというエビデンスを基にCCRTを提案される。
受診した病院では2b期の手術に対応出来ないので希望する場合は転院となる。
□放射線治療についてリニアックは院内、外部照射はラルスの設備が無いことから、治療日は一旦退院扱いで大学病院に一泊二日で入院治療。
□ト−タル入院予定期間は最低50日、最長2ヶ月
→コロナによる面会は不可。
【子供への告知】
罹患時は小学6年生になる前の春休み
・ソ−シャルワ−カ−、ホ−プツリ−等に相談、近年は子供に伝える事が主流とのこと。
□伝える時の3つのC
・それはCancer(がん)という病気
・それはCatchy(伝染)しない
・がんは、あなたが思ったことや、やったこと、やらなかったことがCause(原因)ではありません
→ひとりっ子であり、感受性も高く、いまだ死の最終性を理解しているものの死の普遍性という概念を理解するには至っておらず、悩んだ結果、病名を伝えない事に決める。
□入院期間が約2ヶ月であったが具体的にな病名は告げなかった
脱毛を伴わない抗癌剤治療であることで癌であることを悟られなかった
【告知の範囲】
病名を告げる範囲について
・親族(家内の両親、姉、姉の配偶者)
・ママ友2人
小学校の担任には入院期間のみ
【病院の選択】
□受診した病院、子宮頚がん2b期の執刀数の多い県立がんセンター、放射線治療を含む全ての治療が可能な大学病院が候補
→セカオピや手術を検討したが転院となれば治療開始が1ヶ月以上遅れることになる。
・最終的には受診した病院の主治医がふたつの治療法のリスクとベネフィットを丁寧に説明して下さり、家内本人がCCRTを決断した。
→何よりも私達のライフスタイルやQOLについても考慮して頂いた事も含めて信頼出来る主治医であると感じた。
・今後の通院のことも考えて自宅からの距離が一番近かった事も決め手となった。
【治療内容】
□CCRT(concomitant chemoradiotherapy)/同時化学放射線療法
・抗がん剤
→シスプラチン×6クール
・放射線治療
→外部照射(リニアック)×28回・・・50Gy
→内部照射(ラルス)×4回・・・24Gy
・入院期間:50日
【治療中の備忘録】
・毎週、月曜日にシスプラチン投与
・月曜日〜金曜日 放射線外部照射
・週に1回 心療内科によるメンタルフォロー
・治療後半 金曜日にラルス治療
□吐き気、味覚障害
・制吐剤の影響で投与日は不眠になる。何度か睡眠薬を服用する。
・第3ク−ルで味覚に異常を感じる。
家内曰くつわりの時に似た感じであったが吐き気は無かった。
→吐き気については制吐剤のお陰で?6ク−ルとも無かった。
・栄養士に相談のうえ、食事をすみれ食に変更。
・4ク−ル以降、更に旨味、塩味が感じ難い。
→柑橘類、ゼリー、甘めのお菓子を差し入れ。
・各クールとも倦怠感は投与後2日目(水曜)がピ−ク
□下痢、便秘
・抗癌剤と放射線の影響で便秘と下痢を繰り返すが、下痢の方が大変で夜間の便意により睡眠不足となる。
これが案外体力を奪われ、ケモ3クール目以降の倦怠感を助長することになった。
また、相部屋につきトイレを専有する訳にいかず共通のトイレに通う。
赤ちゃんのおしり拭き持参が役立ちました。
□ラルス治療
・初回のみ治療前日にバルーンによる子宮口拡張
ロキソニン投薬するが痛みで眠れず。
・治療中の痛み止めは脊髄くも膜下麻酔
麻酔の影響?(何度か刺した)により、足の痺れが発現、痛み止めを処方してもらう。
痺れは2週間程続く
・腫瘍の大きさ、形状から通常のラルスではなく腫瘍に針を刺す組織内照射が検討される。
腔内照射と組織内照射を併用することで、腫瘍の形状に一致した照射が可能となり、腫瘍へは十分な線量を照射しながら、正常臓器への照射線量を低減することが可能。
当該治療に対応出来る病院は少ないとの事
→最終的に外部照射とシスプラチンで腫瘍がある程度小さくなったので通常のラルスでの治療となった。
・ラルスでの1回に要する治療時間は3時間
殆どが腔内に入れる機器の前後段取り時間で照射時間は20分程度
・治療は子宮内に金属製のチューブ(タンデム)を1本挿入し、先端にプラスチック製の球がついたチューブ(オボイド)を挿入。
その後、ガーゼを腟の中に入れて固定。
チューブの挿入時に痛みを感じるが挿入後は圧迫感程度です(但し鎮痛剤を使用)
・ラルス2回終了時点
→画像上の腫瘍は消えず出血もあった為、不安な日々を送る
・シスプラチン6ク−ル終了時点で退院
未だマーカー基準値超え、画像上も腫瘍は消失していない。
外部照射の通院と週末のラルス治療毎の1泊2日の入院
・4回目のラルス治療前の血液検査で好中球が基準値以下で延期
そのまま入院となり、ジ−ラスタを3日連続で投与する事により強制的に回復させて5日後に治療を行う
□ジ−ラスタの副作用
38.5度の発熱及び関節痛(夜間に発熱、朝に解熱を繰り返す)
□治療終了時点
・婦人科
→CCRT完遂後もマ−カ−値は基準値超えていた
・呼吸器外科
→転移を疑われる肺の影も増大も縮小もせず
→要観察継続。(1年間)
【治療後の経過】
□2021.7.9
・婦人科
→療後の検査において、組織診陰性
・呼吸気外科
→当初から有る肺の影以外は新たな転移無し、経過観察となる
□2021年12月治療後半年
・婦人科:MRI、採血、細胞診
→クリア
・呼吸器外科:CT
→肺の影は変化無し、引き続き経過観察
・放射線科
→放射線後遺症無し
朝に両手親指の痺れによって曲がらない
治療との因果関係不明、要観察
□2022.2.4
・婦人科:血液検査結果SCC微増も問題無しとの診断
・呼吸器外科:肺の影は4月時点と変化無し、肺転移の可能性は否定出来ないが肉芽腫であろうとのこと
→経過観察継続で次回CTは5月
細胞診検査→2月21日陰性
□2022.2
○両手親指の痺れ、特に朝方は動かす事も困難な状況
○時折、便に血が混じる
放射線治療の晩期有害事象を疑う
新たな原発も含めて検査する
→便潜血検査問題なし
□2022.3.14
K大学病院/放射線科
引き続きリニアック、ラルスによる晩期有害事象についてフォローして頂ける事になる
□2022.04.21
・婦人科
→血液検査:基準値以内であるが全ての項目について3回連続で微増傾向
→MRI:問題無し
□2022.4.29
・婦人科
→細胞診:陰性
□2022.7.29
・呼吸器外科
胸部CT
→肺の影は変化無し
恐らく悪性ではないが転移の可能性も完全に否定出来ない為、半年後にCTの予定
・婦人科
血液検査
→マ−カ−基準値以内
3回連続上昇していたSCCは前回と同じ数値
・細胞診:陰性
・血便→経過観察
□2022.9.16
・K大学病院/放射線科
今のところ放射線による晩期障害は認められずの診断
□2022.10.28
・婦人科
→血液検査クリア
細胞診の結果は11月2周目以降
MRIの予約が入っておらず、11月最終週となる
□2022.12.2
・婦人科
→細胞診:陰性、MRIクリア
□2022.12.9
・K大病院/放射線科
→MRI評価、原発、骨盤内ともに異常を認めず
・指先の痺れ
ラルス治療により卵巣の機能が失われている事による更年期障害が顕著になっている
→漢方薬処方、症状が改善されない場合はホルモン治療
□2023.1.27
・婦人科受診
→血液検査クリア(範囲内微増)、エコー問題無し
→細胞診:陰性
□2023.3.10
・K大病院/放射線科
→問題所見無し
□2023.3.31
・婦人科受診
→血液検査:問題なし(各値基準内で微増)
→細胞診:陰性
→漢方継続
□2023.04.01
・復職
□2023.5.19
治療後2年経過判定
□2023.5.26
・呼吸器外科
→胸部CT:肺転移の疑いのあった影について、告知時点より2年間経過観察、大きさに変化が無かった事より肉芽腫との診断
呼吸器外科については終診
・婦人科
→血液検査:クリア
→MRI:問題無し
→細胞診:陰性
→漢方継続
□2023.6.16
・K大病院/放射線科
→放射線の当たった骨を含め、問題となる所見無し
□2023.8.18
・婦人科3ヶ月検査
→血液検:ククリア
※SCC倍増、基準値上限
→細胞診:陰性
□2023.11.17
・婦人科3ヶ月検査
→血液検査:クリア(SCC下る)
→細胞診:陰性
□2023.12.15
・K大学病院/放射線科
→問題所見無し
→有事に備え重粒子線適用確認→不可
□2024.2.9
・婦人科3ヶ月検査
→血液検査:クリア
→細胞診:陰性
・消化器内科
※大腸内視鏡検査
→軽度の放射線性直腸炎で問題無し
□2024.5.24
・婦人科治療終了後3年経過判定
→血液検査:クリア
→MRI:原発、骨盤内問題無し
→CT:問題無し
骨盤内、浮腫等々の晩期有害事象問題無し
→細胞診:陰性
治療後3年経過により、定期検査期間3ヶ月毎→4ヶ月毎に変更
□2024.6.14
・K大病院/放射線科
→軽度の放射線性直腸炎の症状は有るが、重篤な晩期有害事象の兆候も無く、放射線科は卒業となる
→放射線による骨盤内の骨折のリスクが有り、十分注意が必要
→稀では有るが10年前後で放射線照射による2次癌の可能性があるとのこと
□2024.9.20
・婦人科定期検査
→血液検査:クリア
→細胞診:陰性
□2025.1.31
・婦人科定期検査
→血液検査
→細胞診
精密検査待ち
色んな情報や皆さんの体験談を参考にしたいです
[血液型] B
[星座] かに
[趣味・特技] 音楽鑑賞
[既婚/未婚] 既婚
[長所] おおらかです
[好きな動物] 猫
[好きな食べ物] いちご
[好きなスポーツ] 野球
[好きな色] 青
[好きな季節] 春
[好きな音楽ジャンル] 洋楽
[好きなブランド] 特になし
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