この病気のエピソード
まえまえから気づいてはいたが、「筋肉」だと思っていた。妻に「俺の筋肉すごいだろ」となにげに見せたところ、「絶対おかしい!!」と言われ仕事が落ち着いていた2月になってから総合病院を受診。先生がみた瞬間表情が変わりすぐにMRIを撮るように言われその日のうちに実施。2日後結果を聞きにいくと「軟部腫瘍」と言われた。
良いものか悪いものかは分からないが大きさ的に悪性の可能性が高いと言われた。大学病院を紹介してもらい受診。血液検査、針生検を実施、2日後、胸部CTとタリウムスキャンを実施。その後受診すると肺転移無し、タリウムシンチの結果も強い反応は無し、針生検の結果も合わせ、「粘液型脂肪肉腫」と診断された。
おまけで、胸部CTの結果、肺転移はなかったものの、右副腎に腫瘍の疑い有りとのこと。
患者さんとの関係
本人
【関連のエピソード】
女子サッカーチームで指導者をしています。令和3年度より新しくチームを立ち上げこれからというときに軟部肉腫と診断されました。
病歴・治療歴
2021年02月:軟部腫瘍と診断
2021年03月:粘液型脂肪肉腫と診断また右副腎に腫瘍の疑い
2021年03月:放射線治療開始
2021年04月:右副腎検査の結果、問題無し 経過観察
2021年04月:放射線治療終了
2021年05月:粘液型脂肪肉腫 切除
2022年04月:術後1年検診 異常なし
【関連のエピソード】
右足の膝よりちょっと上、真ん中より内側にある腫瘍は10cm×15cmほどの大きさがあるらしい。幸い「粘液型脂肪肉腫」はそこまで悪いものではないうえに、放射線に反応するらしい。なので、先に放射線治療をしてちょっとでも小さくしてから摘出手術を受けることにした。
放射線治療の甲斐あって腫瘍は2割程度小さくなった。
摘出するのに、ひざ下からももへかけて約30cm切開した。
腫瘍と一緒に筋肉も取ったので歩くときひざが抜けるような感じに時々なる。
また、腫瘍と筋肉を切除したことにより、ひざの上がぼこっと凹んでしまった。
入院中、すこしても早く走れるようになりたくて、リハビリを頑張りすぎ、軽い肉離れになる(笑)
退院後は1月程度自宅でリハビリなどしながら体力を戻していき、7月から職場復帰した。
普段の生活にもどっていくのだが、時間が経つにつれ、元のように走れるようになるのは難しのかなぁと思いはじめちょっと悲しくなる。
術後1年検診では何の問題もなく、普通に生活する分には困ることはほぼないがときどきひざが抜ける感じはなくならない。
ボールも5割くらいの力でなら蹴ることが出来る。走るのも多少跛行気味だが、5割くらいで走れるようになった。