この病気のエピソード
2014年のクリスマス・イブの日、咳が10月頃から続いていたので海老名呼吸器クリニックにかかった。その年の5月に人間ドックでは何の指摘も無かった。10月には大阪マラソンに参加完走していた。走ると涼しい空気が肺に入り気持ちが良かった。このクリニックでレントゲン写真を見たとたんに先生は「直ぐに精密検査が必要だ、海老名綜合病院に明日の予約を入れましょう」と言ってくれた。翌日、造影剤を入れたCT撮影が行われた。3日後に妻と長男と三人で説明を聞いた。画像をと指しながら4.5から5センチの腫瘍があります。恐らくがんでしょうと話してくれた。そこで私は覚悟を決めた、動揺は対して無かった。12月30日に家族四人で海老名のホテルでディナーを食べて、記念撮影をした。最後の晩餐のつもりだった。
2015年1月初めに海老名綜合病院に検査入院した。気管支鏡検査の結果肺腺癌と診察され、1月中に手術すると言われた。その他、PET、脳MRI、呼吸器検査などをした。
担当医が東海大学からの派遣だったので、結局手術は東海大学病院で2月初めには受けた。当初、左肺全摘出すると言われていたが、たばこも酒もたしなんでいなくて肺が切れだったので左肺の上半分だけ切除で済んだ。執刀医は、現在東海大学病院の教授となった増田先生だった。増田先生からのコメント(私はまだ麻酔から覚めていなくて妻のはなしだが)「私もマラソンをやります。肺が綺麗だったので出来る限り残してあげたいと思った」でした。酒とたばこは可能ならやめた方がいいと思います。
私の弟は、たばこ二パック吸っていましたが、スパッとたばこを止めました。
手術で摘出した組織や細胞検査の結果、リンパ節への転移が疑われました。同年三月中ごろから化学療法、放射線療法も夏にかけて行いました。手術の3週間程後で左目に突然白内障が手出来ました。7月末に同病院にて手術を受けました。
同年8月4日からUFT(抗がん剤)を毎朝飲み続けました。2017年6月には、腫瘍マーカーCEAが基準値の5を超えたがPETでは再発転移を示唆する所見無しだった。胃カメラ、大腸カメラ、脳MRIを受けだが異常は見つからず。2017年の遺伝子検査では、PDL1とEGFRで低発現と言われオプジーボは使えないと言われた。新たに二つの腫瘍マーカー結果が追加になっていた。CYFRA(肺がんのうち扁平上皮がん、腺がん、大細胞がんなどの非小細胞がんで陽性率が高く、病気の診断、経過や治療成績の判定に役立つ、3.5(ng/mL)以下(ECLIA法)、 とProGRP(この腫瘍マーカーの特徴は非常に高い陽性率で小細胞癌の判定を行うことができるほか、治療によく反応する特徴を持っている、成人の80.0pg/mL以下が正常な値)。 CYFRA=3.0(9月)、1.0 (10月)、ProGRP=64.0(9月)、61.5 (10月)で両方とも正常。血液中の酸素量は98だった。2019年2月には27まで上昇。夜9時に生駒先生から電話があった。4月に担当医の生駒先生から夜電話がかかってきた。CTを詳しく見たら左脇にしこりがある。4/9のPET後12日に診察に行く。生駒先生の診察日が火曜から金曜日に変更となった。左脇胸のしびれ感は前から続いていた。強かったり弱かったりしている様に思えていた。左首のしこりがある、3月28日に気づいた。4月12日に採血と胸部X線検査を行った。CEAは27.0から24.9に下がった。PET/CTの結果を映像を見ながら聞いた。左脇の下と左首に反応があった。リンパが腫れている様だ。実際に触っていたが膨らみは無いと話していた。首の膨らみは確認した。脇の下の腫れは珍しいそうだ。直ぐに超音波による検査を指示され診察後行った。恐らくがんの転移と思われるとの感じだった。次に首の膨らみ部分の組織を取って検査して診断する。治療としては、放射線と抗がん剤によるものになりそうだ。前回と同様一泊二日の治療となりそうだ。オプチーボについては、可能性があると話していた。連休中に開いている日にも治療が出来るかもしれない。UFT T150抗がん剤の服用は、ガンの再発が認められたため4月10日で終わった。
4/12の超音波検査の結果、左の首に3~4個のリンパの腫れ(26.9mm) と左脇の下に2~3個のリンパの腫れ(14x17mm)がある今の所この二か所。検査担当の所見によれば、がんの転移と思われる。今日は、心電図と首から下のCT撮影を行った。3/5のCTでは首の部分全体が入ってなかったから。担当医の話では、4/30に入院、5/1に手術にて首の組織を取る、5/2に退院予定。以前にがん遺伝子の検査をしているが、もう一度調べる。5/20頃には全ての結果がわかるとのこと。抗がん剤による治療となると思うとのこと。放射線は、一度肺と左胸のリンパでやっているので近すぎると出ないとのこと。次の診察は4/26。
4/19のCT画像を一緒に見た。4/30に検査入院して、5/1に首から組織を取る、きれいに取れそうなら腫れの部分を取り除くとのこと。リンパの腫れのすくそばを頸動脈が通っている。脇の下の部分は首より深い所なので後での抗がん剤治療になる。採血の際、普段の倍の6本もの血液を採った。加えて採尿もした。