この病気のエピソード
尿漏れのような水っぽい茶色のおりものが続いていました。
年齢的に尿漏れするのかと結構長く放置しています。
次第に量は多くないですが明らかな出血がみられるようになりました。
頻尿もあったので膀胱炎の出血かもと思っていましたが、
これが1年続くとさすがにそれはないかもと約2年前重い腰を上げて婦人科受診。
子宮頸がん検診は異常なし。泌尿器科も異常なし。
そこからさらに1年様子見ましたが、その間相変わらず茶色の水おりものと不正出血は1日たりとも休むことなく続いてました。
最初のクリニックは産科に重点を置いていたため、婦人科のみのクリニックを受診。
そこで人生初の体癌検査を実施し、高度異型細胞で精密検査が必要とのことで、
組織診検査できるところを紹介してもらい、子宮体癌と診断されました。
人工内耳を埋め込んでいるため、その病院ではMRIが撮れず大学病院を紹介されました。
大学病院でもリスクがある検査はできないとのことで、
組織診と造影CTで初期の類内膜癌(暫定)という診断のもと、8/7に腹式単純子宮摘出術を実施。
術中腹水細胞診陽性とのことで大網切除を追加したがリンパ郭清はスキップしたとのことで、
8/23病理診断にてG11a
目視で確認しずらいほどの微小病変で付属器・リンパ病変なしにもかかわらず、
腹水貯留(誰にでも多少の腹水はあるが通常より多いとのこと)と腹水細胞診陽性が出たことで抗がん剤治療を勧められる。
病歴・治療歴
2023年08月:単純子宮・付属器・大網切除術
2023年09月:8日CVポート設置
2023年09月:12~14日初回TC療法開始 6クール予定
2023年10月:16日 2回目TC療法予定
【関連のエピソード】
腹水細胞診陽性。摘出した子宮にほとんど肉眼的所見なし。
付属器・大網への転移もなし。
リンパ郭清していないため、恐らく他の部位に顕微鏡レベルの転移があるのかもしれないということで、TC療法を勧められる。
私の場合、ガイドラインでは様子観察レベルのため、するかしないかは本人次第だと。
この説明を受ける前からもし勧められたのであれば治療を受けようと思っていました。
しなかった時の後悔はどうにもならないですし、治療に不都合があればやめればいいだけのこと。
1回目の治療は当日は激しい眠気、翌日(本日)退院して動きまわったせいか倦怠感少々あり。危惧した吐き気は全くありません。
吐き気止めの効果がなくなった途端に腰部を中心とした筋肉痛・全身のびりびりしたしびれ・吐き気・味覚障害など様々な副作用が出現しました。
約1週間後あたりが体調的にも気持ち的にもどん底で、「もう辞めたい」と一人で泣いてしまいました。
きっちり2週間で脱毛が始まりました。
治療前、髪の毛がなくなることにさほど抵抗はなかったつもりなんですが、いざ抜け出すとなんとも言えない気持ちになりました。
ウイッグは高価なので帽子で乗り切れたらなと思っています。