この病気のエピソード
この病気になる1年ちょい前に転職しています。前職は
・「完全オフ」が月に数日あるかないかで、
・短時間出勤も含めればほぼ毎日出社して、
・月に3~4回は2泊程度の出張が入り、
・帰宅も深夜になることから食生活から日常生活まで不規則そのもので、
という生活を6年くらいやっていたため、カラダへの負担は想像以上にひどかったんだろうと思います。
会社の健診でも「おそらく」要再検査だったんでしょう。何年か前から、ストレスが溜まった日にはたまに下血がありましたが、少しすれば収まってたので深刻には考えていませんでした。検査も怖そうだしそれほど休むこともできない、という考えもあり…。
今回は下血量がちょっと多かった(結果的には、前日に辛いものを食べたから腸を刺激しまくったらしい)ために、さすがにヤバいと思い仕事を打ち切って病院に行きました。でも結果的には「怖い」と思ってた大腸内視鏡も何度もやることになった割にはそれほど苦しくなく(下剤飲まされる方がしんどいくらい)、それならもっと早く病変に向き合っていれば…との後悔しかありませんでした。
検査の後は、普通に「風邪ですね」と言われるのと同じくらいの感覚で「ガンです」と言われました。妥当かどうかわかりませんが「カジュアル」な感じでした。だからこそ、こちらも過度な精神的負担を背負いこまずに済んだんだろうな、と思います。
病歴・治療歴
2017年03月:下血量が多かったため救急外来で受診。最初のうちは憩室炎が疑われたが、内視鏡検査・組織検査で直腸がん(Ⅱ)と判明。
2017年04月:腹腔鏡下低位前方切除術で切除、人工肛門を造設
2017年05月:術後2週間後の外来でリンパ節転移が判明。Ⅱ→Ⅲbに。
2017年06月:上記の翌々週あたりからUFT/ユーゼルの術後化学療法開始。
2017年07月:人工肛門埋設術にて閉鎖。
2017年09月:副作用か後遺症かわからないものの、不眠と足の痺れが出てきたため他院の漢方外来を受診。
2017年11月:UFT/ユーゼル完了(5クール)
2017年12月:抗癌剤終了と日中の仕事が活発化してきたためか、不眠と痺れがほとんどなくなったため、漢方終了。
2018年03月:(現在に至る)
【関連のエピソード】
抗癌剤は、3クールあたりから副作用が出てきて、最終クールは最後の1週間を残して終了しました。
後からみたら、CEAもCA19-9も、術前に比べれば術後は確かに低いもののいずれも基準値以内のもので、それだけ見ててもわからなかったかもしれません。
漢方外来は、痺れよりも不眠が深刻で、日中動かないことによる交感神経と副交感神経のバランス異常から漢方に頼ったものの、働けるようになってから疲れて眠れるようになり、痺れもなくなったため受診完了しました。
2018年3月現在、副作用なのかどうかはわかりませんが、喉の違和感がまだ残っています。
リハビリ・復帰歴
2017年05月:術後3週間程度、在宅勤務を開始。通常時の半分程度。
2017年08月:抗癌剤の影響で体調がすぐれない日が続き、在宅勤務もほとんど寝たり起きたりしながら継続。
2017年10月:抗癌剤後半から、週1回もしくは2週に1回程度の割合で顔出し程度の短時間出勤(4h程度)。
2017年12月:ほぼ週1回出勤(6h/d程度)。概ね事務所内での勤務にとどまる。
2018年01月:年明けから週4回出勤(時差・7h/d程度)。外回りも普通にやるように。
2018年02月:週5回出勤(時差・8h/d程度)。ほぼ通常通り。
【関連のエピソード】
社内でも過去に疾病等で在宅勤務者がいた実績があったために、在宅勤務への移行はスムーズで、その点は本当にありがたかったです。抗癌剤の初期はほとんど横になってPCを眺めてるだけでしたが、それでも完全に休職するよりは仕事復帰へのモチベーションにもなりましたし、経済的な負担も減らせたのでよかったです。
治療を受けた病院
けいゆう病院
【関連のエピソード】
他科(内科)受診中だったため、情報共有の利便も考え同じ病院で診てもらいました。内科だけで完結すると思ってたのに最終的には外科にお世話になることになりました。
病院に対する満足度
とても満足
【関連のエピソード】
大病院の部類に入ると思いますが、ほぼ毎朝必ず主治医の先生たちが診に来てくれて、看護師さんたちもちょくちょく話を聞いてくれたりしたので、不安という不安はありませんでした。