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2018年3月上旬に異変に気付き、検査・治療が始まりました。その1週間前に母の乳がんが判明し、親子で闘病をしていました。
母は30年前、私が1歳の時にも乳がんを経験しているのですが、今回は再発ではなく新たにトリプルネガティブタイプを発症。化学療法は効果がなかったため、途中で外科的治療に切り替え、放射線と別の抗がん剤で再度化学療法。両胸を切除しても、化学療法で丸坊主になっても、いつも笑顔でテキパキ動く母…本当に尊敬です。2019年7月、診断から1年4ヶ月後に亡くなりました。最期まで、優しく強い母親でした。
父は膵臓がんで2011年に亡くなりました。見つかった時点で既に遠隔転移もあり、辛い治療に耐え、日に日に衰えていく父を見るのは本当に辛かったです。寡黙で、最後まで弱音も吐かず、辛くて朦朧としている時でも私に「大丈夫か?」と声をかけてくれる優しくて強い父でした。
父の時の経験のお陰か、母と私が立て続けにがんになっても比較的落ち着いて対応できているように見えた我が家。それぞれが見えないところで泣き、自分を鼓舞しながら、家族や周囲の人の前では平気な顔をして、がんに振り回されながらも負けじと楽しく強く生きている…そんな感じでした。がんになった本人も辛いけど、家族も辛いんですよね。自分のガンが分かった時は平気でしたが、母のガンが分かった時はショックで発狂しそうでした(笑)再発して亡くなった今、本当に色々なことを考えますし、簡単には乗り越えられず毎日のように両親のことを考えています。
唯一がんのいい所は、すぐには死なないことだと思っています。本人にも家族にも、気持ちを整理したり、大切な人と離れるための準備をする時間ができる。少しでも悔いが残らないよう、お互いに納得いくまで行動できる時間がある。父は余命数ヶ月でしたが、1年頑張ってくれました。母は再発してからあっという間に亡くなりました。亡くなっているところを発見したのですが、今でもフラッシュバックのように度々思い出されます。
死に向かう時間はとても辛かったし、亡くなって何年経っても辛いけど、急死されて何もできないより、後悔は少ないように思います。ただ、できるなら、もっと長生きしてほしかった。何年経っても、いろんな想いが込み上げてきます。
私自身は、子宮体がんになり、子供を産めなくなり、結婚、出産、仕事のことなど、思い描いていた将来をゼロから考え直さなければいけなくなり、人生楽じゃないな!と痛感。割り切っているつもりでも、街中で親子連れや赤ちゃんを見かけると複雑な気持ちになってしまいます。でも、少しでも悔いが残らないよう、一生懸命に生きようと思います!
しかし、つくづくガン家系だなぁと(笑)
がん患者の家族、当事者、医療従事者、いろんな立場でがんと向き合ってきました。
両親を見習い、強く優しく、笑顔で頑張りたいです。
STとしては、脳腫瘍、認知機能障害、脳転移、嚥下障害、舌・咽頭がんのリハビリテーションを専門にしています。また、両立支援コーディネーターとして、がん患者さんの就労支援にも携わっています。何かお役に立てることがありましたら幸いです!気軽にお声かけいただけますと幸いです。
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