なおみ

半年に一度歯の検診時に、「喉の右奥が赤いけど、ちょっと気になる症状やから紹介状書くので大きな病院の耳鼻咽喉科に行く？」と先生に言われたのですが、痛みも自覚症状もなかったし大きな病院は待ち時間とか長いので近所の耳鼻科に行くことにしました。勤務先の近所の耳鼻科に初診で行き、歯医者に言われたことを告げ診察。「ちょっと喉が炎症起こしてるけど大丈夫。抗生物質出しとくから１週間飲んで治らんかったら、もう一度来て」と簡単に診察終了。薬を飲むも喉の赤いのは引かなかったので、再度耳鼻科に行きもう１週間薬を飲みました。それでも喉の状態は変わらずでしたが、とにかく痛みなどがまったくなかったのでそのままほったらかしにしておりました。1ヶ月程経った頃、やわらかいパンを食べていて歯が欠けたのです。慌てて歯医者に治療してもらいに行くと、「歯の方は治療終わりですが、以前に言うた喉がまだ赤いままやけど、大丈夫？」とまた指摘されたのです。さすがに気になり紹介状を書いてもらい次の日に病院に行きました。患部の生検の結果、中咽頭がんと診断されました。最初の耳鼻科の医師は見つけてくれず、もしあの時歯が欠けて再度歯医者に診てもらってなければがんの診断が遅れていたかもと思うと歯医者の先生には本当に感謝です。