この病気のエピソード
2018年秋、健康診断で甲状腺の腫れを指摘され、紹介状を書きますよと言われるも、夫の会社の都合で家から遠い健診センターだったので、地元のかかりつけ医に相談しますと言って帰宅。
持病の喘息のついでにかかりつけ医に相談すると、甲状腺は専門じゃないから、近くに詳しい先生がいるのでそちらに行ってみて、と教えてもらう。かかりつけ医も甲状腺は焦らなくて大丈夫と。
近所の内分泌内科を受診。
とりあえず血液検査。バセドウや橋本病ではない、エコー検査は技師が来る日が決まってるのでまた予約してねって。
まぁほとんどが良性だからとこちらもゆっくりしたペースで診療。
最初の健康診断から2か月後にやっとエコー検査。
その時、技師さんが「これ初めて指摘されたの!?」と発言したことで、これは不味いかもと直感しました。
その結果を見た医師も、「これは外科で見てもらわないと。細胞診やらなきゃわからないけど、、、石灰化が、、」
と。ネットで調べたら悪性の可能性が高そう。
2か月後に他県への引っ越し予定があったので、今まで甲状腺は急がないって言われてたし、
「引っ越し後に外科を受診でも良いですか?」
と聞くと、急に早い方がいいって言われる。
当時、夫は単身赴任中。二人の子供に気付かれないように、不安を押し殺して生活。
結局、引っ越し前後、どちらからも通えるように東京の病院を受診。
また血液検査から順番に、、最初の健診センターで紹介状貰っておけば一番スムーズだったなぁ(^^;
最初の技師さんの言葉で直感した通り、悪性腫瘍。
4cm程の乳頭癌でした。
混んでいる病院なので手術までさらに半年近く待ちましたが、2019年夏、無事に手術も終え、今は本当に普通に暮らせてます。
術後2ヶ月は甲状腺ホルモンが足りなかったのかフラフラしましたが、再発防止も兼ねてチラージンを飲んで安定してきてからは、本当に何ともありません。
ただ、急に精神的に不安定になることも。
治療に対してやるべきことは決まっていたので、冷静に受け止め、淡々と検査、入院、手術、通院と進んでいる中、気持ちだけが置いてきぼりな感じです。
未だに癌を受け止めきれて居ないような。
他の癌とは違うから、と。
がん患者の仲間入りも出来ない気がするし、
家族は家族で辛い思いしているだろうからと家族にもあまり弱音を吐けなかった。
ただなんとなく時間だけが過ぎていってます。