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治療終了のメンバー

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【運営】非営利NPO法人5years
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【年代】70代

【都道府県】滋賀県

【職業】無職

【自己紹介】

2015年12月に「悪性リンパ腫」(Ⅲ期)と診断され、即入院(京都府立医科大学病院)。受診前の症状は鼠けい部と頸部のリンパ節の腫れのみで他の症状はなかった。他臓器への転移はなかった。
入院後の骨髄検査では「骨髄への浸潤なし」でステージⅢ。(結果的にはこれにより自己造血幹細胞移植が可能になった。)
「マントルB細胞リンパ腫」という種類で、「リンパ腫全体の3%、中悪性度で進行が速くて、治療が難しく、治りにくい、再発し易い」と聞いた時には「事実上の余命宣告」と受け止め、絶望的な気分になり、「数年後には死ぬのかなあ」などと思いながら、鉛でも入っているような気分の重い状態が続いた。「このままではいけない、前向きな気持ちにならないと」とわかっていてもなかなか抜け出せず、前向きな気持ちになるのに3週間余りかかった。「がん患者の心の状態と生存率の関係を示したグラフ」や「妻を一人残して死ねない」という気持ちなどが力になった。
 「血液がん」の本を調べると、「マントルB細胞リンパ腫は標準治療が確立されていない」とも書かれており、気持ちが沈んだ。治療法は抗がん剤治療しかなく、かつ、抗がん剤治療だけでは治り難く、再発しやすいので、「大量化学療法+自家造血幹細胞移植」という大量の抗がん剤を使用し、幹細胞移植をする過酷な治療を70歳で受けた。(国立がんセンターの資料には「65歳以下で体力がある人に適用」と書いてある。)
 実はがんになる前から雑誌や本などで抗がん剤の副作用の苦しさ、つらさはよく知っており、がんになっても抗がん剤治療だけはやりたくないと思っていただけに、ショックだったが他に選択肢はなかった。副作用の苦しさで、抗がん剤の量を減らしたり、使用出来ないこともあるとの説明があった。ただ、血液がんには良く効くとも聞いた。
 5ヶ月間入院し、5クールの抗がん剤治療と造血幹細胞移植治療を受けた。
 幸い、信じられないほど副作用が軽くて、他の臓器、特に心臓、腎臓、肝臓、肺などが健全だったこともあり、この治療を乗り越えることが出来、5ヶ月間の入院治療後退院、寛解状態にある。
 退院して2年余になるが元気に生活している。

入院した直後、気持ちが落ち込んで抜け出そうともがいていた時、「5years」主催者である大久保さんや他のがん患者の
ことを朝日新聞連載「患者を生きる」で読み、抜け出すのに参考になった。

発病前は趣味の「風景写真撮影」で全国に出掛けていた。これからも続けたいと思っている。

【ご登録時の状況】

退院後、1年ぐらいしてから「身体のだるさ、微熱」が続いている。
原因は分からないが、限界量の抗ガン剤を投与したのでその副作用ではないかと思っている。(その後、漢方薬服用で改善した。)
休んでいたい気になる時もあるが、気持ちを奮い立たせて散歩、階段昇降で体力の維持、向上を図っていて
、趣味の風景写真撮影に出掛けようと思っている。

【思うこと、考えること】

2人に1人が「がん」になる時代なので、内臓がんの予防、早期発見には気を使っていたが、
「血液のがん」になるなどとは思ってもいなかった。幸い寛解状態にはあるが、再発の心配もある。
がんについては多くのことを学んだ。「がん」になって良かったとは思わないが、悪いことばかりではなかったとも思っている。

【その他】

[血液型] O

[星座] 水瓶

[趣味・特技] 風景写真撮影(日本各地を撮影してきた)

[既婚/未婚] 既婚

[好きな動物] 生き物はみんな好き

[好きな食べ物] 果物、トロピカルフルーツ

[好きな季節] 風景写真撮影が趣味なので春夏秋冬(それぞれに良さがある)

[好きな音楽ジャンル] オールディーズ

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悪性リンパ腫


病歴・治療歴

2015年10月:頸部と鼠けい部の腫れに気づく、他の症状無し

2015年11月:京都府立医科大学病院で頸部のリンパ節生検、PET-CT検査

2015年12月:悪性リンパ腫(マントルB細胞リンパ腫)と診断、入院。ステージⅢ。骨髄浸潤なし。

2015年12月:抗がん剤治療(R-CHOP療法、2日間の点滴)、副作用軽微。リンパ節の腫れ消失

2016年01月:マントルB細胞リンパ腫は治りにくく、再発しやすいので「R-CHOP」より強力な「CHASER」療法に変更。R-CHOPでの副作用が軽微だったことにもよる。。抗がん剤治療(CHASER療法、4日間の点滴 1コース目)副作用軽微。

2016年02月:抗がん剤治療(CHASER療法 4日間の点滴 2コース目)

2016年02月:自己末梢血造血幹細胞採取、1回で必要量の2倍量を採取できた。冷凍保存

2016年03月:抗がん剤治療(CHASER療法 4日間の点滴 3コース目)

2016年04月:4月3日から、大量化学療法(5日間の点滴)+造血幹細胞移植(4月8日)

2016年04月:4月18日、移植後10日間で生着(通常2週間前後)、非常に速い。

2016年04月:4月30日、治療終了。寛解。4月末に退院。

2017年10月:寛解後1年5ヶ月経過。1ヶ月毎に通院、血液検査。普通に生活している。趣味の写真撮影にも出掛けている。PET-CT検査、再発なし

2018年09月:寛解後2年4ヶ月経過。1年前から3ヶ月毎に通院。PET-CT検査で再発無し。

2019年09月:寛解後3年4ヶ月経過。3ヶ月毎に通院。PET-CT検査で再発無し。

2019年12月:肺炎発症! 風邪、発熱、手当てが遅れ、39度前後に、X線検査で肺炎とのことで即入院、鼻からの酸素吸入、抗生物質の点滴、飲み薬による治療を受け回復。10日間入院した。リンパ腫治療時に世話になった看護師によると寛解後に肺炎になる人が多いと聞き、抗がん剤の後遺症かと心配している。

2020年08月:PET-CT検査で再発なし。寛解後4年3ヶ月になる。

2021年09月:PET-CT検査で再発なし。寛解後5年4ヶ月になる。ただ、喉頭蓋と腰椎に光る箇所があり、検査することになった。

2021年10月:耳鼻科と整形外科で内視鏡検査、MRI検査の結果、がんではなかった。

2022年09月:PET-CT検査で再発なし。寛解後6年4ヶ月になる。昨年の検査で光っていた喉頭蓋と腰椎は今回は問題なかった。

【関連のエピソード】
標準的治療(?)の「大量化学療法+自家造血幹細胞移植」は「65歳以下で体力がある人に適用」と書いてある。70歳だったが、副作用が少なく、他臓器が健全で、骨髄浸潤がなく、体力があったのでこの療法を受けられ、乗り切ることが出来た。主治医によると「限界量まで抗がん剤を入れた」とのこと。  受診時はステージ3、頸部と鼠径部の腫れのみで他に症状は無く、他臓器への転移も無く、骨髄への浸潤も無かったことで自分の造血幹細胞を移植できたことも大きい。他家幹細胞移植だとドナー探しも大変だし、移植後の拒絶反応との闘いもある。  各治療の前に副作用の説明があり、ぞっとするようなことが書いてある。吐き気,痺れ、口内炎、食欲不振、便秘などから間質性肺炎、心臓、腎不全など大量の副作用の可能性について説明をうけた。が、副作用らしい副作用はほとんど無かった。(勿論、脱毛や白血球減少、血小板減少はあった。)  5yearsでも多くの人が抗がん剤の副作用で苦しんでおられるのを見るにつけ,本当に有り難かった。体質だろうか? 入院中、食欲は落ちなかった。何でも食べることが出来たので好きなものを差し入れてもらって完食するようにしていた。それでも体重は3kg程減った。 入院中は体力の維持、向上に努めた。筋肉を維持、強化し、免疫力を高めることが大事だと考えた。点滴中と白血球減少による室外禁止中以外は毎日、朝食前20分、夕食前20分のウオーキング(通路で、速歩で)を行った。また、筋肉強化のためスクワット、つま先立ち、片足立ち及び上半身の強化(ベッド周りで)を行っていた。  ただ、これは副作用がほとんど無かったから出来たことであり、副作用に苦しんでおられる方にとってはそれどころではないかもしれない。 工夫すればいつでもどこでも運動は出来ると思っている。 「こんな患者は初めてだ」と言われたが、過酷な治療を乗り切れた要因の一つだと思っている。


悪性リンパ腫 (マントル細胞リンパ腫)



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