くくっく

---

2020年02月：地元の市民病院で十二指腸乳頭部癌の診断

2020年03月：希少癌とも言われるらしく、手術も長時間で大変なもののため、手術実績が多く合併症発症率の少ない病院を探し、転院。

2020年04月：10日入院

2020年04月：13日　膵頭十二指腸切除術を受ける。通常6〜8時間の手術のところ、経験豊富な先生に恵まれ5時間で完了。しかし、持病の高血圧が影響したのか、心不全を起こし尿の出が悪くなり、ICUに1日、HCUに6日お世話になる。

2020年05月：膵液漏を防ぐための管を身体に入れたまま退院を言われるが、免疫力が極端に低い状態で新型コロナで緊急事態宣言が出ている所に出たら命が危ないから病院に止まれないか交渉し、了解をもらう。入院が2週間延びる。

2020年05月：16日退院。入院前よりも体重は約10kg減。病院で足の筋力を落とさないため積極的に歩いていたが、階段1段が登れない。ご飯の量も入院前の1/4〜1/3に減る。

2020年05月：退院一週間。脂肪分がやや多そうな食事（ハヤシライスや餃子）を食べると、食後に吐き気がある。食べやすいものは、酢のきいたもの、刺身などあっさりしたもの。自宅に帰ってきた嬉しさからか、食欲が出始める。入院前の1/3くらいを食べ、間食をするようになった。

2020年05月：退院二週間。体重が1kgだが増えた。自分で家族の朝ごはんの支度が出来る様になる。だが、すぐに疲れて、午前中は寝ている。背筋力が落ちているのか、立っていると背中が痛くなるらしい。1時間ほど横になると治る。膵液漏と新型コロナの不安は続くため、毎日の検温は欠かさない。

2020年06月：退院三週間。食欲がさらに出て、入院前の半分程度を食べるようになる。退院後はじめて「お腹が空いた」と言う。外出を始める。近所の散歩を一時間から。本人はスーパーに行きたがる。新型コロナが怖いが、スーパーに行けないことにかなりのストレスを感じているのがわかったので、空いている時間を狙い、私が常に他の人との間に入るようにガードしながら買い物をする。自宅の階段を、軽い物を持って上り下りできるようになる。

---

2020年06月：退院4週間

【関連のエピソード】
餃子、ハンバーグを食べられるようになる。 一時間くらいの散歩が可能に。歩みもしっかりしてくる。 痩せたためか、熱は無いが退院以降ずっと寒がっている。 2021年4〜5月:術後一年の検診 膵液漏など、接合部に由来する異常はなく、癌の転移なども無いと言われる。 体重は退院後から増えないが、一人でスーパーに買い物に行き、犬の散歩もし、生活に不自由無く過ごしている。 2021年12月 体力が目に見えて落ちている。年齢的なものも当然あるが、それ以上に落ちているように思う。 かかりつけ医から、健康診断で糖分を控える様に言われる。手術以降、大好きだったチョコレートを全く食べなくなり、甘いお菓子もほとんど食べず、甘い飲み物も取らない。手術で膵臓の一部を切除したためか、糖の処理が上手くいかないようだ。

---